チャリーポッターと趣味の部屋

基本的に自転車について書きます

ロードバイクで限界への挑戦〜後編〜

どうもまっちゃんでございます。

 

前編ではヤビツ峠までのライドレポートでしたが、以降はこちら後編で纏めていきたいと思います。

 

ヤビツ峠から大観山に行くのに、ルートとしては二宮→小田原→真鶴→湯河原という比較的平坦ルートだったので、脚を休めながら進むことができました。途中小田原で雨に降られたのでひと休憩入れて再度出発しました。(だいたい16時)

途中車に乗ってたちっちゃい子にお兄さん頑張れ〜って言われたけど、咄嗟の出来事で返事する余裕がなかったのがちっちゃい子に申し訳なかったかなと思いました。

経由地点である湯河原に到着しましたが、その時点で他の人から箱根が暴風雨だから気をつけてくださいねって連絡がありました。けどせっかくここまできて引き返すわけにもいかなかったので椿ラインから箱根を越えることにしました。


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椿ライン自体は傾斜は緩めな感じがして、自分のペースを崩さずに登ることができました。しかし残り3分の1あたりから急に傾斜がキツくなり始めたのと霧が出始めて怪しい雰囲気が漂ってきました。


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山頂に到着すると一面霧かつ暴風で飛ばされそうに

なりました、降りるのも危険ですがそのまま頂上にいる方が身体も冷えてより危険だと判断したのですぐ下山することにしました。ダウンヒルでは暴風の為ブレーキしなくても20km/hくらいしか出ませんでした。もちろん横風も強く落車の危険はあったので慎重に下りました。芦ノ湖まで出れば活路を見出せると思ったのですが、現実はそう甘くありませんでした。(ここで18時くらい)


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身体が完全に冷え切った状態で芦ノ湖に到着した為まずはコンビニで休憩。コロナの影響でイートインスペースが使えず外で休憩した為体温の上昇は見込めず。カップラーメンのスープを飲んだのである程度は回復しました。そのまましばらく休もうと思ったのですが、天気が回復する見込みがなかったのと、ずっと立ち止まってるとまた身体が冷えてしまうと思ったので再出発することにしました。

箱根から先での安息地は出発する段階で決めてはいました。そこは御殿場です。ある程度街並みが整っているので、まんが喫茶やファミレス等休む場所が確保できるからです。ただそう簡単には箱根から脱出することができませんでした。

乙女峠を越える為、峠手前の仙石原を目指しました。仙石原まではアップダウンの連続かつ芦ノ湖からの風、さらには大雨と最悪の条件。止まったら終わりだと常に自分に言い聞かせて、地獄のような1時間を過ごしました。

仙石原を越えて乙女峠に入ると約3kmの坂が待っていました。ただそれまでに走ってきたヤビツ峠や大観山と比べると比較的楽な気がしました。坂を登り切ると長いトンネルで、トンネルを出たら長いダウンヒルが待っていました。

ここでも大雨かつ路面ウエット、すでに夜になっていて暗いのもありかなり危険を感じました。ただ急カーブがほとんどなかったので、落ち着いて下ることができました。御殿場市街へ出る頃には雨や風はおさまり、近くのファミレスで夕食を取りつつ休憩することにしました。(ここで21時くらい)

2時間ほど休憩してから再スタート。予めガーミンに入れておいたルートを頼りに明神峠まで身体を暖めました。明神峠は1日目の中でも1番きついと予想していて、おそらくそこを乗り越えられれば2日目にも繋げられると思っていましたが、予想を遥かに超える辛さでした。

ヒルクライムに入ると、ガーミンの画面が切り替わり、距離、そこでの獲得高度、斜度がグラフ上で確認できるようになるのですが、明神峠は全てが桁外れ。約10kmのコースで平均10%、グラフで見たことない色だなと思っていたら斜度12%が当たり前、聞いたところによると明神峠は最大斜度18%らしいです、、、。ここまで250kmほど、そりゃ無理でしたね。とりあえず峠を越えるしかないんですが、ここで思わぬアクシデントが。持病?なのか不明ですが、1年ほど前から長距離を走ると膝が痛むようになってたんですが、明神峠の中盤あたりで痛みのピークを迎えました。この段階で全てのコースを完走するのは無理と判断した為、峠を越えて山中湖まで出たらどうしみちから相模原まで一気に駆け抜けることにしました。(22時くらい)

明神峠を登り切ると三国峠と呼ばれるダウンヒル区間。膝を休ませながら淡々と進んでいましたが、膝への負担はそう簡単には回復しませんでした。山中湖側からのどうしみちはほぼ下り基調の為、脚を休ませることができると予習済でしたが、深夜0時頃のダウンヒルの為身体が完全に冷え切ってしまい、低体温症に陥ってしまいました。7月でいちおう夏なのでさすがにウォーマーは要らないなと思っていました。ウインドブレーカーは常に着ていたのですが、それでは耐えきれませんでした。とにかく相模原市街まで出てしまえばいくらでも休憩できることは分かっていたので、ただひたすらに目指しました。

深夜3時頃なんとか相模原市街まで帰ってきてまんが喫茶で休憩することにしました。好きな漫画である"キングダム"を少し読み進め眠気がきたのでそのまま睡眠をとることにしました。今回のライドはすでに終わったようなものだったのでたっぷりと休憩し、日が出てからのんびりと帰宅しました。

 

今回走ってみて色々気づいたことはあるんですが、

  • 今まで使っていたシューズはどれも100kmほどで靴ずれして痛めていたが、現在使っているS-WORKS Ventは全く靴ずれしなかった
  • なんだかんだお尻がかぶれてしまったので、パワーサドルはロングライドに不向き
  • こまめな補給をしていれば、ハンガーノックになる心配もなくお腹に物が入らなくなることも解消できる
  • 明神峠は色々とヤバいので行かない方がいい
  • 今回のように夏でもダウンヒルで冷え込みが厳しい場合があるので、ウォーマーを持参するのは全然有り
  • ダウンヒルはディスクブレーキの方が断然楽、制動力が違うので安心して下ることができる、雨でも制動力が変わらないのは大きい

 

と今思いつく範囲ではこんなところでしょうか??

自分のような趣味で楽しむような人にはやはり機材は大きいですね。機材を変えるだけで快適さがぐーんと上がります。何事も挑戦は大事ですけど、無理しないのが1番ですね!

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。また何か挑戦してみたいと思います!